施灸の種類について
2007年 09月 01日
9月になりましたが、まだまだ日中の陽差しは強いですね。
和人です。
前回は鍼尖の種類についてでしたが、今日は施灸の種類についてお話します。
施灸は大きく4つに分ける事が出来ます。
①透熱灸
②打膿灸
③間接灸
④その他(せんねん灸など)
まずは、それぞれの説明から・・・。
①透熱(とうねつ)灸とは先生が患者さんのツボに、直接“もぐさ”を乗せてお灸をします。
②打膿(だのう)灸とは、大阪ではよく知られているもので、お寺などで、お坊さんにウズラの卵ぐらいのもぐさを乗せて腰や肩にお灸をしてもらいます。わざと火傷をさせて膿を作って、症状を緩和させる方法です。
③間接灸とは、患者さんのツボの上に生姜や枇杷の葉や塩などを敷いて、その上にお灸をする方法です。下に敷く物によって効能が変わります。
④その他(せんねん灸など)は、市販されている凸型をしたお灸で、直接に熱が伝わらないようにツボともぐさの間に緩衝材があり、火傷しにくいように作られています。
この4つの中で、鍼灸院で施術してくれるのは①透熱灸と④その他(せんねん灸など)がほとんどであります。
①透熱灸は熱の調節がとても難しく、僕自身が施すときは火傷防止のシールを貼っていますが、熟練者はシール無しでも気持ちよいお灸をします。
僕も、このレベルを目指しています。
せんねん灸などは、透熱灸に比べて効果はやや劣るものの、ご自身で安全かつ気軽にできます。
寝る前にするのが、そのまま気持ちよく眠れ、おすすめです。
点火するのにアロマキャンドルを使うと、便利なだけでなく、リラックス効果があるのではないでしょうか・・・?
くれぐれも、火傷にはご注意ください!
by wahitotokaze
| 2007-09-01 23:19
| 鍼灸い・ろ・は